01Blog / 今生きている環境で満足して良いのか?

2016.09.21

「果たして、世界の中で自分たちはどれぐらいのポジションに居るのだろうか?」このように自問自答し、そして、それを実際に目で確かめる事は非常に重要だと思います。自分の小ささを思い知り、落ち込み、そして、明日を目指すのです。誰もが競争社会をとは思いませんが「小さな世界で勝つことで満足している人が多すぎないか?」と思うのです。会社の中、地域の中、業界の中、自分の存在する団体の中、日本の中でです。他流試合が必要です。

周りの環境の影響は大きい

昔、小学校の頃でしょうか「轟剣友会」におりました。機動隊の方が運営されており、土日は午前・午後、平日は毎日だったか?忘れましたが、とにかく、厳しかったです。その中で、私は下の方でした。正確に覚えてませんが、千葉市や県ではかなり強豪だったと思います。その後、「みつわ台剣友会」に入りました。千葉市ではそこそこトップ(3位とか?)でしたが、私は副将でした。

周りの環境は人の成長にとって極めて重要なのです。

我々はまだまだ世界の下の下である

我々01BoosterはドイツにHQのあるRocket Internetと日本の総合商社の組み合わせのような業態を現状は目指しており、つまり、アジア市場をターゲットとした世界最大の事業開発会社を狙っております。現在の主軸である「コーポレートアクセラレーター」事業でのベンチマークはUSのTechstarsになります。

日本国内においてはコーポレートアクセラレーターとしてトップということにはなると思います。これは今年になろうと思っていたところなので、なんとかOn Timeというところですが、スピードは極めて遅いと自戒しております。つまり、

我々は世界においてはまさに、下の下の下、完全なる極東の田舎者のチャレンジャーである

ということです。

人との闘いを避けること。しかし・・

昔、大学の研究室の教授が「主戦場を避けろ」という言い方をしておりました。簡単にいえば、人が集いまくっているところよりも、少し離れた位置でトップを取っている方が合理的だということです。私も本当にそう思います。簡単にいえばランチェスター戦略の変形ともいえましょうか。これは大切な考え方です。しかし・・

もっと高みを目指さないか?

久しぶりにサンフランシスコ・シリコンバレーに来て思うことにまとめましたが、少なくとも我々は今勝てる要素はありません。急がば回れですが、アジアで頑張ってからとなるでしょう(この考えは4年前と変わってません)。

我々も日本の中でゴニョゴニョしている小さな存在には過ぎないと思います。最近、地域や会社の社内を含めて様々な人と話します。また、ある集団を形作っている人もです。それぞれの中で活躍する事は素晴らしい。しかし、それで満足している人が多すぎないか?ということです。

東京ですら起業の世界では世界の下の下です。地域の課題はその商圏の狭さです。中には地域性を活かして大きな事業を立ち上げられている人もいます。つまり、地の利を活かしている人。逆にその地域で勝ってしまっていて、そこで満足している人もいます。悪いわけではありませんが、もっと高みを目指す人が出ないとなかなか地域も良くならない。会社の中もそうです(もしも本当に破壊的イノベーションを社内で興そうとするならば)。今の会社の中は長い停滞で新しいことが生みづらくなってきています。頑張って活動している人はとても大変だと思います。しかし、そこで、凄いと言われることで満足してはならず、世界的な商品やサービスを創って世界と互角に渡り合ってこそ、その努力は光を放ちます。社内の人間と比べるよりも競合は世界の誰かです。

様々な「集団」の中で頑張っている事は素晴らしいと思います。しかし、その「集団」での評価ではなく、世界という市場で認められる事を目標とする人がもっと増えないと産業も地域も日本も良くならないと思います。

自分は世界と対峙して、どう行動し、何を実績として残したのか?です。

必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ。 by Nobunaga Oda

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