01Blog / 起業の大敵、自信の向こう側にある「過信・慢心・傲慢」

投稿者:Goda George
2017/01/03 00:00

誰だって少しは安堵もしたいし、何か成功したら褒めてももらいたいのが人情でしょう。スタートアップの場合、場合によって急上昇で風景が変わってしまうことで、過信・慢心・傲慢の危険性は常にありますね。

優越の錯覚(過信)

優越の錯覚というものが心理学の世界にあるようです。要は自分のことを誰もが格上げして考えているということですね。実際よりも。これは特に過信までいかなくてもビジネスを行う上での市場の声(市場の反応)に対しての客観的な見方に影響を及ぼしそうです。

起業で勝てない人の多く、また、大手企業や事業立ち上げで有名な会社を出た人に良く観られる現象ですね。実力が無いのではなく、実力を実際よりも優越してると錯覚するためにいつまでも(誤った)方針を変えられないというものですね。

つまり、脳は錯覚するものということですね。

過信は実際に自分の実力と自分が思っている実力に差があることですね。

過信が続いて慢心になる

ちょっと人は実力を高めに見てしまうとすると、過信が続くと慢心になると。驕り高ぶるとか、自慢するという類です。ギリシャのトゥキディデスによると、人間の究極の要求は3つ。「恐怖」「利益」と「名誉」です。恐怖はわかりますし、利益もわかります。ここで、名誉は大きいのですね。なんか不思議な気もしますけど・・・

なので、過信が続けば慢心には非常になりやすいと。人間は名誉が大好物なのですね。

慢心が続いて傲慢になる

次が傲慢ですね。ここまで来ると問題。脳が勘違いするので、自分でなかなか治せず、痛い目をみないと分からないというものですね。

多分、問題は何か痛い目を見ないとなんともならないというものです。後はそれでも治らない場合もありますね。多くの場合、優秀な経営者は謙虚だと聞きます。いろいろな苦難を超えてきたのでしょう。

特にスタートアップでは成長が急激で見える風景が直線的に上昇すること、また、周りの態度がどんどん変わるので、デフォルトで慢心と傲慢になってしまう(そのつもりがなくてもそう見えてしまう)と思います。なので自分で「謙虚にする」と気をつけている必要がありますね。

過去の自分はすべて間違っているかも知れないという「Unleaning」も含めて、頭を如何に空っぽに再生できるか(自分を再発明できるか)が偉大な起業家の大きな素質であると思います。

ただ、本当に偉大な起業家はこれらを超えたところにあるので、世の中は面白いものです。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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