01Blog / 人生初めてのキャリアブレイクを振り返る

投稿者:Goda George
2016/10/15 00:00

2012年の3月に元いたITベンチャーを買収した通信系の大手のグループ会社を辞めて、その後、何やら、やることも定まらずに当時はシェアオフィス(コワーキング)だけの機能だった01Boosterをやりながら実に様々な事を約2年(01Boosterが無給与だったという意味では3年)ほどやって迷走したと思います。そんな事をふと思い出したので、少しまとめておきます。

人生初めてのキャリアブレイク

若い頃にバックパッカーだったり、ワーホリだったり、そういう経験をした事はありません。ワーホリはともかくとして、バックパッカーはこれからもできるかも知れませんが、そのような経験をした人をとても羨ましく思います。

そこまで珍しく無いかも知れませんが、大学院を卒業して多分、次の日(実際には3日ぐらい?だったかも知れませんが)には最初に入った会社の入社式、転職するときも、確か、3/31まで前職にいて、4/1(引っ越しで4/2かも?)から次の会社とか、ベンチャー、買収も含めてキャリアがそこまではブレイクしたことがありません。

買収先を辞めての後が、01Boosterはまだオフィスがあるだけですので、その後、人生初めての「キャリアブレイク」となったと思います。会社立ち上げ(登記)ても別に無職と変わりませんし。結局、色々やってたので、40歳過ぎてまさかの「キャリアブレイク」です。

30回海外へ「人生初のバックパッカー?」

パスポートをつらつら眺めると、2012年から2013年にかけて約30回海外に行ってますね。バックパッカーではないですが、自分にとってはバックパッカーみたいなものといえます。

なぜ、そんなに海外にばっかり行っていたのか?今となっては正確には思い出せませんが、過去の自分の記憶を辿ると、多分、

自分の存在を示したかったということなのかな?もう一つは気を逸らしていたのかな?

っと思います。何やっているのだか分からない。「(当時の)今」に特別重要な(お手伝いはしてましたがそれを除けば)事も無い。

なぜ、それまで、キャリアブレイクを避けてきたのか?

これは分かりませんが、虚栄心たっぷりに、なんか、極めて小さいですが・・真面目さを出したかったのかも知れませんが、多分、

きっと、社会から見捨てられるようで、怖かったんだろうな?

と思います。今思えば、転職なんて(その前の社内公募がありますが)なんだろう?って感じですが、当時はまさに崖から飛び降りる気持ちってところです。なので、きっと、怖くて間を開けられなかったんだと思います。レールから外れるっていうのはそれぐらい実際にやると怖いもんなんだろう(だったんだろう)なぁと思います。

それはきっと、その向こう側を知らないから

パパは何やってんの?

良く、今、何やっているんですか?お金はどうしているんですか?とか聞かれて「あはは」と応えていたわけですが、流石に「パパってなにやってんの?」とドーターに聞かれると辛いもんです。何か「無職に近い起業初期以外」の定職に付いている事が望まれるでしょうからね。なんか適当に応えるわけです。「海外進出のお手伝いしている」とか「オフィス運営してる」とか。「よくわからん」で会話は終わるんですが、こっちが聞きたいという感じですのでね。最近はお陰様で聞かれなくなりましたが「なんかやっているようだ」ということで。

「え?給料出てないんですか?」とか人に聞かれたことがあります。起業したら給料って概念ってなによ?というところですが、僕の方が「常識」なのに、日本の一般の世間では「非常識」なのです。それだけ、

無意識の内に、人って固定観念に支配されている

ということですね。

実は親に言ってない!

実は、大手部品メーカーを辞めて「ITベンチャー」と「買収先の通信グループ」のキャリア(約2年?)を親に言ってません、今更ですが。その後は「むーん。むーん、そうねぇ」と当面誤魔化していたわけでして。両親も事業主だったので、そこら辺は理解があるんですが、流石に何をやってて、食えているか?ぐらいは気にしていたようではあります。

結局「人生初めてのキャリアブレイク」って何だったんだろう?

結局、その2年?ぐらいって今思うと自分の中でなんだったんだろう?と振り返ります。正直、起きていると色々考えちゃうので「寝てしまう」、海外に行って気を紛らわす、などなど・・果たしてこれって人生の中でなんの意味があったのでしょうか。

  • 毎日が夏休み、自由という名の残酷、人生最初のカオス
  • 人生最初の資金が減っていくが、追加されない(「定期的に」追加される充て、手段がない)恐怖
  • 自分が何をやっているかと正確に答えられない辛さ
  • お天道さまは見ていない

というところでしょうか。では、あの時間って無駄だったんでしょうかね。短いに越したことは無いのですが、後付ですが、今思えば・・

本当に素晴らしい経験であったと心から思います。

できれば、ご賞味するなら、も~少し若いときが良かったですけど。会社員というものの向こう側を知らなかったわけですが、それを知れたこと、つまり、カオスってこんな感じなんだと。目の前の事に走ってもそれ(カオスや不安)は紛らわせられなかったわけです。

結局、自分に向き合うことというのをこの時、初めてしたわけです。あれやこれやとプライドを守る発言や行動をしたところで、世間が「はいはいそうですね〜」と助けてくれるわけではないこと、つまり、自分で道を切り開いて生きないと誰も助けてくれないという事を知ったのもこの時です。

今が良いとも言えませんが、結局、なぜ、あの時を素晴らしかったと思い出せるかというと、きっと、時には考えたくないので早々と寝たり(寝坊したり)、目を逸らしたり、逃げたりなどの後ろ向きな事も沢山しながら、もがいてその現状(カオス)を抜け出そうとしていた事が懐かしく思い出されるように思います。

今、多くのカオスになっている起業している人、キャリアに悩まれている人が、その時を素晴らしかったと思い出せる日が来ることを願います。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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