01Blog / 起業でも社内でもいいので「事業」に向かおう

2017.01.04

その行動は事業価値を上げること、事業創造につながるのか?

この単純な「そもそも論」ができていないケースが多いのではないでしょうか? 起業の場合は比較的これに近い行動を取ります。特に創業者は。そうしないと会社が無くなってしまうので。一方で、新たにジョインした人は完全にはそうは動かないでしょう。また、ある程度安定した会社の中では特にこの傾向が強くなると思います。

正しい野心

チーム(会社)の勝利を第一にし、その副産物として自分の勝利を目指す人という意味ですね。一方で悪い野心は逆ですね。会社やチームがどうなろうと自分が勝てれば良い(自分の好ましい事ができれば良い)という人です。どれぐらいの比率か分かりませんが、前者も後者も同じぐらいいるように思います。特にベンチャーの場合はこの差が顕著に出ることと、誰が正しい野心家で、誰が悪い野心家なのかは正直、一緒に働くまでは(かつ、ある程度極限状態にならないと)分からないものです。これがややこしいですね。「それでも日本人はまた戦艦「大和」をつくるだろう〜この国が抱える根本的な宿痾」はその一つの例を表していると思います。この差がどこから出るのかは分かりません。ビジョンの問題なのか、性格の問題なのか、小さいころのトラウマなのか。。一つ言えるのは両方同数ぐらい居るということですね(むしろ個人的には1:3ぐらいで正しい野心家は少ない)。

給料が出るという罪

ありがたいことですが、同時に罪だとも思います。一度、起業に向かうと給料が振り込まれない恐怖(持っているお金が減っていく恐怖)を味わいます。

個人的には持っているお金が減っていく恐怖は買ってでも味わうことをお勧めします。人間はなにかの「インセンティブ」に直線的に動くと思います。考える事が多いと様々な方向に発散しますが、比較的シンプルになると思います。行動が。

その行動は事業価値・事業創造につながるのか?

様々な柵、人間関係、競争、、、多くの場合、市場に行動がかなり直結しているスタートアップですら内部闘争で潰れてしまうものです。これは面白い現象ですね。つまり、事業を成長させるよりも感情論が勝るということです。

実は、事業価値を上げること、事業創造につながる行動を取り続ける事は難しいのです。

できていそうで全くできていない。「気に入らないことを言われたからとか」「過去に痛い目を見させられたからとか」「正論だとか」そういう事に対するプライド・拘りで方向性が狂うのですね。スタートアップですらそうであれば給料が出ている会社の場合はこの傾向は更に強くなることでしょう。

常に問いかけよう

自分は感情にそもそも流されやすいのです。となると、常に「この行動は・この考えは事業価値を上げるのか・事業創造につながるのか」とシンプルに自分に問いかける必要があると思います。

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