01Blog / 釈迦の手のひらでいいのか? 目標はでっかく世界のトップをベンチマークしよう!

投稿者:Goda George
2016/10/28 00:00

ビジネスの闘いではポジションをずらすというのは極めて重要でしょう。例えば、人が群がっているような事業や場所ではなかなかトップになり難いので、戦略的に、ちょっとポジションをずらした分野でトップを狙うというものです。これは大学の研究室で教授がおっしゃってました。実際にそう思います。しかし・・ですね。

商圏・ビジョンの大きさがビジネスの大きさを定義する

例えば、地域で事業を行う場合と東京で行う場合を考えた場合、一般的には東京の方が規模が大きいと思います。地域が悪いわけではなく、要はそこまで商圏を想定するか?だと思います。普通にやるなら大きなところで実施したほうが良いと思います。つまり、商圏をどこまで想定しているかですね。「地域→日本→アジア→世界」というのであれば良いですが、「市→県」ぐらいの想定であればかなりの確率で黒船にヤラれる未来に突き進んでいるように感じます。

最近はいくつか海外にも行きますが、一つ思うのは。。

半端なく世界はスタートアップの世界では進んでしまった・・

ということです。この「ベンチャー関係者必読「スタートアップが急成長を目指すべき理由」」にある

(a)大勢の人々が欲しがる商品を作り、(b)欲しい人全員に届けなければならない。

ということです。自分が何人にリーチできるか?ですね。いや、インターネットは世界中つながっているので!という人もいるかも知れませんが、だったら、世界にはきっとゴマンとIT系のサービスがありますが、なぜ、全員が使っていないのか?という問に応える必要があります。つまり、商圏とそこにいる人たち(購買力もありますが)でビジネスは規定されてしまうのです。

地域や日本のスタートアップをターゲットにしない

自地域や日本のベンチマークするスタートアップが世界でトップクラスであればそれはそれで良いでしょう。そうではないのであれば世界でその業界のトップを見ましょう。01Boosterの業界ではTechstarsがトップです。私達はいつも彼らの動きを注目しており、学んでいます。いつかは彼らの苦手なアジアの雄として渡り合いたい(協力し合いたい)と想いますし、もっと、巨大なビジネスに我々はチャレンジしていく必要があります。

地域では凄い、日本では凄いというのは良いでしょう。一方、世界に冠たる産業は日本では車?素材?その他にもあるでしょうが、殆どは海外企業の後塵を拝しているのではないでしょうか。

今日、あるインターネット系の欧米企業の投資の話を聞きました。彼らのプラットフォームで動くサービスを日本で投資をして囲い込んでいるのです。

孫悟空で言うところの「釈迦の手のひら」に似ています。簡単に言えばお釈迦様に孫悟空が空高く飛べるということで飛んでいって字を書いたらお釈迦様の手のひらだったというような話だったと思います。

大きな手のひらの上で動いている存在になりたいのか、自分たちが手のひらになりたいのかです。ときには「釈迦の手のひら」で事業を行う事も必要ですし、そこをターゲットにするのもありでしょう。しかし・・です。

夢を語りましょう

我々は世界を獲る!と意気込んでもそれはそれで難しいと思います。しかし、その地域や日本で勝ったりするだけで満足していたら、後続のメンバーはそこをターゲットにしてしまいます。地域での大きな問題、また日本での問題でもありますが、ターゲット(ロールモデル)が小さすぎるのです。

日本のVCの投資額は1300億。それに対し、海外では1社に4000億を超えるお金が投資されているのです。それに真っ向から対決しても勝てないかも知れません。しかし、制限を外して狙わないのであれば誰かが自分たちを勝たせてくれるわけではありません。

是非、世界を目指した夢を語りましょう。それがドンキホーテ(叶わない夢想家)と呼ばれることがあっても狙わないことには始まらないのです。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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