01Blog / 不要流行と自然の理法「なぜ起業は失敗するのか」

投稿者:Goda George
2016/10/30 00:00

松下幸之助「経営に失敗する理由はひとつだ」という記事を拝見しました。実に共感しました。簡単に言えば「経営は自然の摂理に従えば上手くいく」というものです。「そんなの当たり前では!?」という声も出てきそうですが、起業の世界にいて思うのは・・・

自然の摂理(つまり外部環境を客観的に見て)に従って事業を行える人は殆どいない

ということです。

脳科学の観点から必ず人間は間違う

これは多分、脳の仕組みという生物学的なところに落とし込まれると思います。「錯覚の法則」や「脳に悪い7つの習慣」にあるように、脳は決して客観的に物を見ない、つまり正確に物を見れないということです。つまり極論すれば・・

人間の思考は間違う運命にある

ということですね。これらの脳科学の本を読んでなるほど!と思いました。

前提が違って話が合わなかった経験はありませんか?

前提合わせで困ったことありませんか。話が噛み合わないと思ったら前提がずれていたというものです。例えば、多様な人が集まって仮に「起業」に関して議論したとしましょう。「起業」と一言で言っても・・

  • 時間軸の違い:会社を登記したら起業? あるいは売上が立ったら?つまり、どの時点か
  • 規模の違い:個人事業主レベルなのかそれとも1兆を目指すようなスタートアップか
  • Exit目標の違い:IPOなのか、On Goingなのか、売却なのか
  • 立場の違い:社内起業と独立起業の違い
  • 業態の違い:IT=起業という考え方もある

など実にバラバラです。つまり、そもそも人によって一つの単語の認識が「違う」のです。

人は見たいようにしか見ない

これは本当に思います。ちなみに、私はシングルファザーです。最近は流石に言われなくなりましたが、多くの人が必ず「子どもは可哀想だ」という前提で話をしてきます。本当に判で押したように。もう一つが「たまにお子さんに逢えるのですか?」となります。「いえ、絶好調ですし・・」「一緒に住んでますが・・」となります。

面白いなー。と思うのが「子どもは絶好調だ」というと、皆さん怪訝な顔をするのです。まさに不幸で無いことが問題かのように。。。これが実際だと本当に思います。

マイノリティというのものは常に誤解される

なぜ起業は失敗するのか

さて、クドクドと書きましたが、私の言いたいことは「必ず人間は間違える」ということで、常に「これって本当なのか?」と自問自答し、データーを客観的に見たり、タブーを外して考えたりしないと、もう一度いいますが「必ず間違える」ということです。つまり・・・

デフォルトで間違えているので、常に自分は正しいのか?と考える必要がある

ということだと思います。自信が無いというのではありません。あくまで、内省する。できるだけ、客観的に見るように常に努力するということです。起業の失敗を思い起こすと・・

  • 過去の会社の成功モデルの呪縛から逃れられない(特に起業系で有名そうな会社を出ている人はこの傾向が強い)。時に、それはスタートアップでは非常識なものでも(例えばスタートアップで実施するにはお金がかかりすぎとか)。
  • メディアの言うことをそのまま信じてしまって全然更生されない(例えば良いものを創れば売れるという迷信を信じ込むとか)。
  • フェアーな関係や道徳観を意識し過ぎて極めて動きが悪いか、社会の厳しさにさらされる。
  • 自分のニーズを叶えるのであって、市場のニーズではない(子どもの教育が悪いわけではないですが、子どもの教育をしたい!でも、それって、自分の教えたい自分のニーズではないか?というもの)。
  • 自分が履いていた下駄を全然意識できていない。それはあくまで会社名があったときの話しという場合。
  • 自分の都合で周りが(頼めば)動くという勘違い。基本的にGive and TakeでGiveがない限り、人は動かない。また、分かってもくれない。
  • 自分ができるという過信(自信とは違ったもの)。
  • 周りの声によって勘違いしてしまうケース。

つまり、全てが思い込みであり、明らかに自然の摂理から外れてますね。今一度、本当に自分は自然の摂理にもとづいて事業を創っているのか「常に」自分に問いかける必要があります。皆、共通に言うのは「勝てる起業家は素直」ということです。これは言いなりということではなく、プライドとかそういうものよりも、事業を創る事に対して集中しており、必要な事は常に客観的に学ぶという姿勢を持っていることだと思います。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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