なんてことはない。単純に愚直なことを繰り返しただけ。
銀の弾(特別な施策)は無く、銅の弾(愚直な繰り返し)を打ち続けただけということに集約されるかと思います。Denverでの打合せでそう思いました。
DenverでGlobal Accelerator Networkの会合(欧米が中止であるが南米、アジアからも参加あり)が2016年の10月にありました。そこで様々な国の人にヒヤリングしました。
但し、全員ではないと思います。あくまでスタートアップ寄りの人、多分、シリコンバレーですら起業に向かうのは比率から見たらマイナーだと思うからです。
起業が進んでいる地域の状況
起業が進んでいる地域というのは下記の要件を満たすような地域だと思います。
一方、起業が進んでいない地域は上記の逆になるでしょう。大学生は基本的に大手に就職し(VBのキャリアは考慮されにくい)、大手企業にそのまま居る方が有利で、Equity投資は少ない。起業はスモール(ファミリー)ビジネスが殆ど、様々なエコシステムが無い(周りにスケール型を支援する・話を聞ける・経験者を含め極めて少ないか、いない)。
どの国と地域の順番か
これは独断と偏見ですが下記のようなイメージでしょうか。
Denver > Iowa > Sweden > Yuta > Mexico > Korea > Japan > Peru
上記を繰り返すということでした。3年ぐらいで変わるようです。これって、そんなに変わった手法ではないですね。あと、一つだけ思ったのはUSの場合、例えばハワイでもアクセラレーターのマインドセットはそんなにDenverと大差が無いということでしょうか。つまり、プロトコルが共通だということですね。日本の場合はここに地域格差がもっとありそうです。話しまくる・移動をするUSと日本(コミュニティが閉じている・移動が少ない)の差が出ているかもしれません。ハワイの人に聞いたら「同じUSだし」という答えが帰ってきました。差はあると思います。問題は日本ほどではないというところです。
なので、上記に日本の場合は他地域(特に東京系)との連携という項目が入るのかと思います。