01Blog / Unlearning(アンラーニング)が起業には必須

投稿者:Goda George
2017/01/12 00:00

多分、これって重要な要素です。アンラーニング。

前の会社を創る時に50万円しかなくてそれで創った。今は後1億円ちょっとしかないと思う。

前にとあるバイアウトしたシリアルアントレプレナー(連続起業家)から聞いた言葉です。そして「大切なのはアンラーニング」だと。

アンラーニングとは何か

学習棄却とか、今までの価値観や経験などを捨てることという意味ですね。ただ、これって凄く実は難しいと思います。何故なら何かを判断する時に過去の経験を使うのは普通であって無意識に行われていることが多いからです。

後は、思考の幅もありますね。例えば、あることに熟練してくると引き出しが増えるはずです。一方、その経験がノイズとなり、全く想定しないことに逆に鈍くなると思います。つまり、そのタンスの引き出しの数は増えますが、隣の全く違う種類のタンスの引き出しには疎くなる(視野狭窄となる)ということです。

特に起業ではアンラーニングをどこまでできるかはかなりの肝

過去に会社内で多くの新規事業経験があったとしましょう。当然、起業の時は同じ手法をまずは試すと思います。一方でリソースに関しては起業と既にできあがった会社では雲泥の差です。

例えば、01Boosterは昔は500円のFacebook広告をかけられなかった。それだけお金が無かったんです。状況にもよりますが、今は1桁どころか3〜4桁レベルで広告出しの予算が違います。

つまり、ベンチャーレベルで3〜4桁もできることが違うんです。となると、過去の新規事業の経験とは状況が大きく異る可能性があります。これ、非常に難しいです。

多くの人がアンラーニングできないために失敗を重ねているのを本当によく見ます。

違和感を大切にする

起業においては違和感はとても大切だと思います。頭は「相手がこう言ったから」とか「そうは思えない」とか「そんなはずはない」とか「過去の経験によると」とかロジックで考えます。一方、違和感は深層心理が何かを伝えてくれるのでしょう。これはとても重要です。なんかいつもと状況が違って違和感があるなぁと思ったら少し自分の考え方をゼロベースで疑ってみるのも手だと思います。

さて、まとめますと、アンラーニングできるかどうか、後は、その深さです。全く生まれ変わったように、全く違うパラレルワールドに来たというふうに思えるかどうか。これが起業の成功の鍵を握ると思います。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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