01Blog / もっともっともっとお金を愛そう!

投稿者:Goda George
2017/03/27 00:00
お金は極めて重要です。スタートアップが止まるとしたら、それは、お金が切れたからですね。

しかし、これ、いやー、なんとかならんもんか。。というぐらいの先入観をお金に持って起業に向かうケースが多いですね。起業で最初にぶち当たる(最初と言わず、ずっと)大きな壁というところではないでしょうか。世界の根幹を成す少なくとも極めて大きな要素は金融であるはずなのに、お金の教育を受ける機会は無いわけです。教育が悪い!と言っても仕方ないので、どうしたら良いかですね。

もっともっともっとお金を愛そう!

ですね。

買ってでもして欲しい!? 給料が出ない経験

一度でいいので、給料が出ないで簡単なビジネスでも実施するという経験をするのは物凄くよく事だと思います。転職の合間でもいいですし、なんでもいいです。特に破産するような世界である必要は無く、1年ぐらい事業立ち上げを無理のない範囲で頑張ってみる。ここで得るものは計り知れないと思います。どれだけ自分が依存して(お金のことを実質的に考えないで)生きているかを知る極めて良い機会だと思います。

お金を貰うのはかなり大変なことと知る

これは立場にも依るでしょうが、全く脈絡や関係の無い赤の他人からお金を貰うのは本当に大変です。多くの人が相当な貯蓄の無さで起業する現実も目の当たりにしているので、お金をもらうのは(最低でも今の給料並みに)極めて大変であると思います。一般的に我々の金銭感覚はかなり麻痺している状態でのスタートです。なので、実際にゼロから事業を立ち上げているところで(会社の中ではそれは困難で、最低でもスピンアウト)、その大変さを知ることも重要です。

上記の「給料が出ない」経験をしておくと、これはかなり大変だ!とわかります。大きな価値観の変更になります。

誰かがあなたのサービスをあなたに変わって査定してお金を払ってくれる事はない

お金への抵抗感を取る

全員ではないかも知れないけれども、お金を汚いとか思っている人も多いかと思います。これは、

  • 値付けをする時
  • サービスに対してお金を要求する時
  • 金額交渉する時

など、様々な時に障害になりますね。これはかなり根深い問題です。収入なしには継続持続できませんので。無料で色々サービスし過ぎたり、お金の話をいつまでも切り出せなかったり(切り出しすぎもなんですが、しないのもなんですよね)。

無料で色々教えたり、活動して、お金の話をしたら音信不通

なんてのは当たり前です。こういうのはお互いのために良くないですよね。私もお金に対する汚いという感覚が強すぎて、どこかのサイトを参考に「お金が無くて困ること」を20個書くとか「お金が良いもの」と紙に何回も書くなんてことを試したりしました。

全てがお金ではないですが、「お金が汚い」「お金が全てではない」という妄信的な呪縛はキツイ

お金を要求することへの抵抗感を取る

これも重要ですね。何か2つに分かれる気がします。いきなりお金の話をする人もいれば、いつまでもお金をどうするのだろう?という人も。後で「これぐらい」と言われても困るので、そこは受ける側(お金を払う立場になる側)も抑えないとなりませんが。

上記はワザとお金の話を言わない(あるいは本気度を見るためにいきなり言う)戦略的上級者もいると思いつつ、多くの場合、今ひとつだなぁと思います(自分も含めて)。

相手は様々な人がいるので、後で、無償でやったのに!と怒ったりするのも今ひとつ。どこまでは無償でOKですが、これをやる場合は何がしかのTake(必ずしも金銭的ではなくても、広告になるとか)がという線をしっかりしておく必要はありますよね。これはお互いのためです。

特に起業の場合、最初にお金の感覚があまり無いので、意思決定が遅い大きな会社に対してかなり不信感を持っているケースが多いですが、人が自分のために動いてくれる可能性は低いので、しっかりと、戦略的に(正解は無いですが)・・・

  • ここまでは無償でやったり、情報や商品を取られても構わないという線を最初に自分たち側で決めておく
  • 相手に「意志決定」できる材料を渡す(メニューを出して値段を出せば、高い・安い、買う・買わないという話になる。特に不定形な商品・サービスの場合ですね)
  • 値段に依らず、お金は可能ならもらう(上記の戦略上を踏まえて)ようにする(一回、一回、そのタスクの貸し借りを無くす、これは色々やったのに結局は!とならないように、お金を払わない相手でTakeも無い相手であれば正直付き合うのを考える、一般的には相手にGiveする具体的な行動の無い場合、上手くいかないケースが多い。また、逆にお金で払えない場合、相手にGiveのポイントをこちらから持ちかけるのもあり)
  • 逆に自分が依頼する場合は、何かをやっていただいた場合は有償(少なくともバーターが必要)であるということを前提として先に金額を折り合っておく(どこまでがご厚意でやってくれるかも)
  • 多くの場合、イケている起業家は戦略的にGive & Takeをしっかりしてくる

と同時に、お金の話をするということへの抵抗感そのものを捨てる必要がありますね。また、相手側にもそのリテラシーが低いことを想定しておく必要があります(そう思って対策する)。

お金をもらうことへの罪悪感を取る

価格というのは難しくて、適正価格というのはあると思います。これって問題は「取りすぎている」か「取らなすぎている」の両方に振れる気がします。特に、起業の時は立場が弱いので、同じようなサービスの一桁とか二桁下で受けているケースもあります。戦略的に安くするというのもありますが、問題はその根幹にある「お金を貰うことの罪悪感」から、お客さんがそこまで相手のことを考えて値上げしてくれませんので、逆に「貰えなかったことからの(逆うらみ的)高売り」も有りえます。結局、顧客提供価値で本来は価格が決まるはずです。必ずしも顧客は適正な感覚を持っていないケースも多いと思います。ロジックで考えると「1000億」のリターンを「数百万」で期待なんて宝くじのような感覚で話されるケースもありますし、その逆もあります。

今一度(最終的に売れなければダメですが)、自分の軸を持つことですが、結局のところ、お金に対するリテラシシーが低い事は正直、相当のディスアドバンテージだと思います(これは顧客側も必ずしもリテラシーが高いわけではない中で)。

今一度、お金とは何か?を真剣に考え、お金に正面から向き合うことが重要ですね。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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