01Blog / 何かの原因を短絡志向していないか?

投稿者:Goda George
2017/03/27 00:00

これは多くのビジネスプランを聞いていて思うのですが、そもそも本当にそうなのか?そもそもの課題はなんなのか?を深く考えずに、原因を推定(原因を自分の思うように発明)してしまって、手段である対策を進めているケースが多い気がします。

そもそも論を考えていない人はかなり多い

特に最初の打ち手が思いつきでも構わないのですが、問題は、準備をそれに応じて(かなり!)進めてしまって失敗となるケースで、PDCAは重要なものの、余りにも「そもそも論」を考えずに進めている気がします。

ダイエットを題材にした場合

本当の課題はなんなのか?ですね。例えば、ダイエットをしたい顧客を考えた場合、その課題は。

  • ダイエットしてモテたい?→モテない悩み
  • ダイエットして疲れやすさを取りたい→疲れる悩み
  • 甘いものを食べない→単純に甘いもの好き?心の悩みによる過食?
  • ダイエットをみんなでしたい?→友達が欲しい?

など多肢に渡ります。実は、これに

自分のニーズを顧客も「そのはずだ」と顧客の都合よく発明されたニーズで実際は自分のニーズを満たす

が加わります。こうなると、課題はなんだか相当難しくなりますよね。

課題が変われば手段も異なる

では、仮にダイエットが絶対的に正しい(ダイエットすることが一般的に良いと広く思われている)場合、本当にダイエットする必要があるのか?となります。中には太めが好きな人もいるでしょうし、仮にモテたいという悩みであれば、なんと、逆方向に振れるかも知れません。

人は答えを決めてその手段を考える方が楽なのでは?

多くの場合、こうだ!と原因や課題を特定してしまい、その手段を作ることに邁進する方が、「本当にそうなのか?」「そもそも・・」とモヤモヤ考えるよりも楽なんだと思います。

この場合、アンケートの結果を鵜呑みにしたり、都合よく解釈したりしてしまいます。問題はそれではなかなか上手くいかないということですよね。ピボット自体は問題ないんですが「思い込みたい自分との闘い」は結構手強いです。

そもそも論をもっと深掘るべき

これはもっともっと深掘りすることをお勧めします。想定しておくと後々、事業が上手くいかない時に視座が広く対策を打てるのでいいですよね。下記などを軸に考えても良さそうです。

  • そもそもこの課題は「自分自身」の課題を解決するものではないのか?本当に顧客か?自分の内面の「トラウマ」などを解決するモデルではないか?その場合、自分の心の「トラウマ」はなんで、それを解決するためにできることは今の課題と合っているか?
  • 常識と思われる(多くの人がそうだと反対できないようなもの、前提になるもの)ことを真っ向から疑ってみる「実は不要ではないか?」
  • 本当にその課題を解決する手段を打ったら結果はそうなるのかをタブーを除いて考えてみる、実はパーツが足りなくないか?原因は他にないか?
  • その課題を、4回ぐらい深掘る、その課題はこれだ?その理由は?その理由の理由は?など、重ねていくと本質に近づけるかも知れません
  • 自分が「あれは本質ではない」「あれはダメだ」と思っているものは本当にそうか?と疑ってみる
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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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