01Blog / 誰のどのニーズに応えるのか?というシンプルな質問

2017.04.05

様々なスタートアップの事業モデルを聞いて思うのは、

  • 誰の?
  • どのニーズに?
  • 何を提供するのか?

という非常にシンプルな質問に応えられないケースが多いです。簡単に言えば「てんこ盛り」というものですね。あれもできる、これもできる、という感じです。大きな会社であればそれも素晴らしいと思います。しかし、スタートアップは限られた資源なので、集中は必要。

また、少なくとも「誰の?」が変わっただけで製品やサービスも大きな影響を受けますので、ある「誰か」のニーズを満たしたものは、別の「誰か」のニーズは満たさないケースが多いでしょう。そうなると、連続性がない、その延長線上にそのような未来があるのか?と思えることが多いです。

イメージとして、水平方向に色々展開しているのですが、結局、ある一部の「誰の・どのニーズ・何の提供物」で結果がでない(成功でも失敗でも)内に、横にどんどん提供物が広がるケースです。

水平方向に進むが、垂直方向に一向に進まない

経営は捨てるもの。と言いますが、一度に多くのニーズに手を出しすぎな気もします。結局、スタートアップといえどもゼロからイチの部分は「イノベーション」かも知れませんが、その後は滲み出しの「オペレーション」である気がします。

未来をどのように予想するかは自由ですが、まずは、目の前の一個の結果を出すことに集中し、その後はフレキシブルに運用する(不思議の勝ちを大切にする)のもありかとは思います。まずは一つ、下記を考えてはどうでしょうか?

この製品・サービスは「誰の(個人名でも良い)」「どのニーズ(具体的に)」「何を提供しているのか」を「明確に」「明確に」もう一回、しつこく、「明確に」する。

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