01Blog / それは「事業創造ファースト」なのか?

2017.03.16

正しい事業創造ファーストなのか?

正しい事業創造ファースト。その行為は事業を生むこと、事業/企業価値をあげる事に繋がるのか?

と問い続ける必要があります。「Founders first」という考え方があります。起業家優先というイメージですね。問題は起業家優先だと事業に係る人は起業家だけ優先していればいいのか?という感じもします。

そもそも事業はエコシステム・コミュニティが勝敗を決める

企業内で新規事業が全く起こらないわけでもないし、そもそも事業は一人で行うものでもなく、ベンチャーだけで行うものでもありません。時には顧客も登場人物ですし、何かをやる上では協力者が必須でしょう。

私だけかも知れませんが、なんでもFounders Firstというと、企業内で地道に協力してくれている人もなんとも浮かばれない気もします。

そもそも、事業はエコシステムやコミュニティの影響が非常に大きいわけです。

Founders Firstの理由

日本よりも起業家の地位の高い欧米でこういう話が出てくるというのはやはり立場が弱く、容易にFounders SecondかLastになるからというのはあるとは思いますが。日本では更に気をつけないとならないというのは確かにそうだと思います。

日本の場合、特に問題なのはベンチャーではないですが、中小企業の大手企業への極めて強い不信感ですね。これは相当根深いです。現場にいて目の当たりにしました。ベンチャーは新興なのでそこまで根深く無いのですが、自分だけ良ければ良い、お金だけ取れれば良いという感覚に陥らなくもないと思います。

それは「事業創造ファースト」なのか?

多くの新規事業活動が柵だったりプライド、政治の世界、時にはお金の問題でまともにワークしないのが今の日本かも知れません。教育だけだったり、時にはガス抜きだったり、仕方がない部分もあります。ただ、比率的に事業創造につながる行為がかなり少ないという事実もあります(実際に結果が出ていない)。

そうなると、今一度、その行動は事業創造につながるのか?つまり、「事業創造ファースト」なのか?を誰もが自分に問いかける必要があります。

ロジック的に起きないものは起きないので、01Boosterは下記を中心に物事を考えていきます。短期的に仮に難しくても、少なくとも長期的にそうなるのか?です。

その行動は事業につながるのか?「事業創造ファースト」なのか?

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