01Blog / スピンオフにチャンスを!

2017.04.24

先日「アクセラレーター応募の起業家・事業家の集計レポートを01Boosterが公開」をリリースしました。文末に簡易的なものですが、データを参考で付けておきます。

大手企業出身のスピンアウト起業家が増えてきている

簡単に言うと、大手出身がかなりの数、スピンアウト起業してきているということですね。全ての会社ではないですが、

現行のままでは新しいことはできない

というのはおよそスピンアウト起業家の共通のコメントです。結構な名だたる会社を辞めている人をみると、まぁ、素晴らしいと思いつつ、私自身も大手企業を結果的に3回辞めてますので、会社を辞めた後に元の会社と個人的にはつながりもありますが、なかなか古巣が協力して起業した人を支援しようとまでは行っていないと思います。これはこれで一つの不幸だとも思えます。

スプンオフ・スピンアウトとは?

スピンアウトは簡単にいえば、会社から出て独立。資本関係なし。ですね。一方で、スピンオフは元の会社との資本などを通じて関係ありというところです。そういう意味では、拡大解釈すれば01Boosterもスピンアウト系ですね。大手を辞めて起業しているので。

ちなみに、スピンアウトで使える(使いたいのであればですが)のは、元の企業内での経験ですね。01Boosterでは大手企業との連携の仕事が多いのも、大手出身のスピンアウト組が多いからですね。

スピンオフにチャンスを!

スピンアウトもいいんですが、元の企業と(喧嘩したわけではないですけど)あんまり関係ないですね。ちょっと知り合いみたいな感じですので、たまーに助けてもらったりもしますが。

スピンオフも元の企業との柵はあるかも知れませんが、別組織に分けるというのはイノベーションのジレンマでも大きなテーマですので、ここはもっとスピンアウトを増やしてもいいように思えるのです。逆にDisrupt Innovationを実施するのであれば、現在の様々な状況を見るに最低でもスピンオフは必須に近いものではないかと。。

理想をいえば、スピンオフして自由度を増して、Disrupt(破壊型・逸脱型) Innovationができるようにして、仮に、その支援をスピンオフ元の企業が支援してくれるのであれば、非常に心強いのではないでしょうか?既に、スピンオフ型で事業を興している会社はIT系を中心に日本でも沢山ありますが(ただ、スピンオフですら、その殆どが持続的イノベーションであるという点!)、日本でDirsupt Innovationを興すためには、現実を直視して、もっともっとスピンオフが必要だと思うのです。

※スピンオフ案件の最大の失敗理由は元の会社のコントロールです。気持ちは分かるが持続型の考え方なので、アクセラレーター並みに支援だけに留めて欲しいですね。。。

スピンオフにチャンスを!
アクセラレーター応募チーム集計 from 01Booster

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