四半期決算は日本を停滞させたのか?

2018.08.24

人はインセンティブに従う

様々な経験や会話の中で思うのは人はその人が置かれた状況のインセンティブ(必ずしもお金ではない)に思いの外、素直に従うということです。

これは、必ずしもお金という意味ではなく、同調圧力、出世、人にどう見られたいか?など、個々人で異なりますが、とにかく、個々の性格に応じたインセンティブに従いますね。

四半期決算

すべてを四半期決算のせいにするのは「?」ですが(参考)、日本の停滞の一つの原因はこの四半期決算にもありそうです。この弊害はここを。最近はトランプ大統領が四半期決算に疑問を挟んでおりますね。四半期決算では目先のコストカットに走ってしまうというのは多分、人情です。そんなに聖人のような人はなかなかいないと思います。

「会社は株主のためにある」という考え方は2000年代にはあったと思いますが、2010年代にはなくなりつつあります。

四半期決算で経営陣の任期が短いのであれば、色々起こりそうですね。

会社の本質的な価値

様々な会社が投資家の影響を避けるためか、会社の形態を変えているのも事実だと思います。「Appleを破産寸前の瀕死状態から「100兆円企業」へと導いたスティーブ・ジョブズの「問い」とは?」にもありますが、どれだけこの時代には自分たちが何の会社で何を社会に提供するのか?が問われそうです。四半期決算でも伸びている会社は伸びていますね。

課題があるならまずはそれを認識すること

問題を解決するための最初のステップは、問題があることを認識することにある

というのは良いQuoteですね。まずは課題を認識することですね。次にその課題はなぜ起こるのか?それはかなり複雑。四半期決算だけが悪いともいえなさそうですし、日本でも伸びている企業も伸びていない企業もあります。藤野さんの話をまとめた「藤野英人氏が語る、地方創生において重要な「遊び場・学び場・働き場」と「3種の虎」とは」でも、地域の上場企業はそんなに状況が悪くないといっております。

問題はどこにあり、その原因はなんなのか?

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