01Blog / スタートアップはチームで闘うという当たり前のことと、チームに大切なこと

2017.09.05

日本の場合は自立と孤立を履き違えている場合が(自立と孤立を間違えていないか)あるのですが、実際にはどれだけ頼れる人が多いか?ですね。起業における「自立」は。

チームアップ

あと、チームアップという概念もあまり日本には無さそうです。大きな事業はチームでやるわけで、研究者が良い事業家ではなく、これは、プロ野球でバッターもピッチャーもやっているような人はいないですから、起業でもスケールを目指すのであれば競走は激しくなるので、当然、ある専門に特化した人のチームになるわけです。研究・技術のエクスパートはそれに特化すべきだし、事業開発もそうでしょう。なぜなら、メジャーリーグ同士の闘いで、いくらセンスがあってもバッターがピッチャーを努めたら負けてしまいます。なかなかこの当たり前の事が日本では理解されていない気がします。

CEOでなければ?!

自分はCEO(社長)でなければ嫌だ!というのでは(天才的にそういう役割の人もいますが)なく、このチームで勝つのであれば(これも事業ステージで異なりますが)、自分はどの役割が最も事業の成長・成功に寄与するのか?と考えるべきでしょう。

チームに必要なこと

さて、チームを創る(これは創業チームに限らず)上で参考になる「Googleが発見した、最も成功しているチームに共通する5つの特性」があり、参考になります。最近は欧米のトップ起業を中心に成果主義は廃止の方向です。私もまさに「成果主義」大賛成、「年功序列」と聞くだけで寒気がする世代ですが、どうやら、世界は真逆に行っているということですね・・・ここでも、Unlearningが私自身にも必要になりそうですね。

さて、先程の成功チームに共通する5つの特性は下記ですね。

  1. 信頼性
  2. 構造と透明性
  3. 意味
  4. 影響
  5. 心理的安全性

この中で、2は皆のやっていることがわかり、3は意味のある仕事かどうかで、4は社会的にその仕事が影響があるのかがあります。これはわかりますね。後は「信頼性」と「心理的安全性」ですね。ここが最初は分かりませんでした。「信頼性」は分かるんですが「心理的安全性」なんて・・・ベンチャーなんて「不安とか崖っぷち」だろう?必要なのは!?・・・と。

でも、どうやらこれは違うようですね。成果主義は心理的な不安を煽るでしょうし、信頼性も出ない。年功序列は安心の塊ですね。映画毎に解散して、不安定だと思われるハリウッドの映画のチームは「次に雇ってもらえるところがある」という実は「心理的安全性」があるということなんですよね。これは目からウロコでした。

「事業はチームで行うこと」そして、そこには「信頼性」と「心理的安全性」が必要ということですね。

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