選択バイアスの罠「成功神話を追わないということ」

投稿者:Goda George
2018/11/02 00:00

起業家の「サクセス神話」、もう追うのは止めよう」というWSJの記事があります。

多分、成功話は「偶然」が重なって起きるので真似できないというのは真実だと思えます。

選択バイアスの罠

これは有名な概念です。そもそも我々には派手に成功した成功事例は認知できますが、その影にある多くの失敗例は話題にならずに触れることがありません。

  • 学生起業の成功例は聞くが、一方でそうではない人はどれぐらいいたのだろうか
  • 輝かしい大学発のスタートアップの成功はあるが、その裏では?

某有名大学のTLOの人に聞きました。まさに「千三つ」だそうです。華々しい成功の裏に最低でも300個の失敗があるともいえます。となると、我々のみているものはまさに「選択バイアスの罠」にはまっていないでしょうか?

簡単にいえば、非常に稀な例、または、二度と再現しないような成功例しかみえないとすると、それを参考にして良いのだろうか?ということです。

個人のヒーロ・ヒロイン話

多分、大きく成功した起業家にも同じような属性・能力の人が数千人はいたのではないか?と。しかし、たまたまホローした人が良かった、市場が良かった、など様々な要因(そればかりでもないですが、我々が想定しているよりも制御できない環境要因の方が大きい)で成功をしたものをみている可能性が高いのです。

人は分かりやすいストーリーを好むでしょう。しかし、これはあまり人を幸せにはしないかもしれません。

我々は人との比較でなはなく、もっともっと自分の内面に向かい合い、内省し、内なる動機を大切にする必要があると思えます。

自分が、今は、自分というよりも「We」ですね。自分たち(We)が本当に成し遂げないことはなんなのか?

ですね。「Who we are」です。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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