スタートアップに武器を与えること

2018.06.17

スタートアップ、これは社内起業を含めて、その支援能力を高めなければならないと強く思っております。

事業家の支援能力とはなにか?ヒト・モノ・カネと少し切ってみると・・・

お金の部分に関しては、もちろん、大変ではあると思うものの、今はEquity系のお金や企業側のCVC、日本政策金融公庫、行政さんの補助金とかなりのバラエティがあり、起業家・事業家の数の増加率を超えて供給が増えているのは事実でしょう(VECのニュース)。地域では悩まれる人も多いのですが、中堅企業などの地元の名士系や東京、最近は海外の出資先の投資意欲も高いのは事実です。後は(それを活用するかは議論がいりますが)アクセスするために行動するということでしょうか。

人の部分

これは如実に今のところ東京を中心ですが大手企業側からスタートアップや事業開発組織への人の移動が見えますし、副業も進みます。もちろん、大変なのはこれも重々承知ながらこのイノベーション分野に携わる人の数は肌感でかなり増えていると思ってます。ここは我々も色々な施策を打つ予定です。一つ、思っているのは、大きなスケールモデルを実践するプロ野球選手のような起業家「個人」だけを狙うのではなく、起業にしろ、これは社内にしろ事業はチーム戦であり、チームメンバー、およびコミュニティメンバーの発掘とネットワークに力を注ぐ予定です。それもEgo Network(閉じた放射線状のネットワーク)ではならないので、新結合型を目指します。

高度な開発能力

我々は開発の会社では今の所ありません。一方でソフトウエアの開発の要求は多いのも事実です。今はとりあえず対応したりしてますが。ハードウエアに関しては色々なネットワークを構築する方向ですが、ソフトウエアの高度な開発や直ぐに使えるパッケージ(これは連携先も含めて)の用意に力を入れることになろうかと思えます。中国の深センではコワーキングにパッケージ、品質管理、マーケティングと会社機能を司るチームが入っているケースがあり、アイデアがあればそれが実践できる場ができていると聞いております。これは良いコミュニティですね。

高度なデザイン能力

これも日本の課題だと思います。高度なデザイン能力です。デザイン能力が低いとは思いませんが、地位や重要さの認識の問題ですね。日本にも「民藝」というものがあります。これらは極めて高度なデザインと聞いています。2年前になりますが、アクセラレーター系の全世界大会で延々と1時間もUX/UIのビデオを見せられたのを覚えております。あれも「2年前」我々はもっともっとデザインの部分に価値を認める必要があると思っております。この高度なデザイン能力もどのような形かはわかりませんが、提供できる方向を考えていきたいと思っております。

そんなことを一緒にできる人を探しております。

事業創造のために必要な能力を真摯に、そして愚直に磨いて参ります。その向こう側には誰もがその「Desire」を持てば事業創造できる世界を創りたいと思っているからです。今でも思い出します。あの、イスラエルで、スタートアップのメディアの人が、起業の話をしたら、自分も実はと、熱く、自分の開発サービスに関して語りだしたことを。

誰もが事業創造に携われる世界を目指して

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