我々は学べているのか?

2018.09.06

日本でリストラされた技術者が台湾企業で大活躍しているのを見て、本気で恐怖を感じた。」がなかなか良いことを書いている気がします。小生も電機系の出身ですので、とても実感値があります。

松下幸之助を始めとした昭和の日本を作った大経営者たちの書籍を、日本語の原文のままで読むために猛勉強したから

というコメントには驚かされます。この貪欲な向学心・・・

中国との圧倒的な差を目の前にして

先日、深センに参りました。もちろん、向こうは未来都市で日本が明治時代とは思いません。が、その凄まじいイノベーション分野への力の入れよう(深センだけでアクセラレーター・インキュベーターが200個)と大量のDoingと高速な進み方の前に圧倒的なぶっち切られ感を感じたのは私だけでしょうか。

もちろん、すべての技術やインフラで抜かれたわけでもないでしょうし、建物の作り込みが甘い、品質はまだまだ、こっちの方では、と、いくらでもいえますが、明らかに先方が進んでいます。このような話を日本ですると・・・一応に悔しそうな顔をします。まだまだ技術立国だと。私も電機出身なので心のそこに沸き起こる感情は正直あります。

ただ、いつから我々は上だなんて思い出したのだろうか?

と考えざるを得ません。学ばしていただく必要があります。

我々が偉大な経営者を生んだのはいつだったのか?

明治維新のとき、戦後のとき、どうみても、日本は大きく欧米からビハインドだったと思えます。いえいえ、戦中の技術は大したもんだったという反論もあろうかと思えます(ただ、少なくとも経済的にはUSと比較してかなりのビハインド)。少なくともあの頃は必死で学ぼうとした沢山の方々がいたと思うのです。

我々は学ぶということができているのでしょうか。学ぶことを忘れてしまってはいないでしょうか。

・・・