企業文化を創るということ

2019.05.01

Culture from Reed Hastings

企業文化というもの

有名なNetflixの文化に関するスライドです。凄く考えさせられる内容です。アマゾンのDay1の考え方(常に今日は初日)も参考になります。Day2は停滞、最悪な状態だと下記の動画でもいっております。トップがこのようにはっきり初心を言うあたりが現在においてAmazonがイノベーションのトップクラスの企業として君臨していることの一因でもあるでしょう。

企業文化というものは多くの比較的歴史のある大きな会社では形骸化しているかも知れません。そもそも社是、Credo、企業理念、フィロソフィーに至るまで、なんでそんなことをやらねばならないのか?と思った人も多いでしょうか。かく言う私も昔は企業文化やその類には意味があると思っていませんでした。

企業文化の重要性

お金や売上だけでは人は動きません。右肩上がりのときは「売上」をゴールにして頑張ることも可能かも知れませんが、それでは人のモチベーションを維持できないし、倫理を無視して、なんでも利益を上げれば良いというわけでもないでしょう。

多くの大手企業で新規事業ができないという話があります。仕組みが問題だという人が多いのですが「会社は何度でも甦る ビジネス・エコシステムを循環させた大企業たち」では、大手企業がスタートアップと組むことで文化変更をしていることがずっと書いてあります。我々が想定する以上に文化というものは会社の将来にとって大きな要素を占めているのだと思います。先のアマゾンやNetflixの例のように「明文化」されていることも重要ですが、それが浸透していないとならない。

企業文化を創る

企業文化をどうしていくか?(場合により、どう変えていくか)そしてそれをどう、浸透させていくか、この課題はとても大きいです。

なぜ「企業文化」が大切なのか?|企業文化デザイン論」や「素晴らしい社員が「素晴らしい企業文化」と決別するとき」には詳しく企業文化に関しての記載があります。

既にできあがってしまった企業文化(あるいはそれが歪んでいたとしても)の変更を余儀なくされるときは「企業文化をトップの命令ではなく、ムーブメントによって変革する方法」が参考になりそうです。社会運動をベースに企業文化の変革に関して述べられております。

スタートアップではどうでしょうか?これは、当面はトップの行動や言動が大きいと思います。会社の存在意義を中心に添えて、何が良いか悪いかを示し、行動で示し、言葉で常に行動指針を示す。企業文化の構築には常に気を使う必要がありそうです。

・・・