自分が全てを知りえないということを知ること

2019.05.03

知識が多い人ほど知らないことが多いことを知っている

「無知の知」が科学研究で証明される」は面白い記事です。

一般知識が多いほど自分には知らないことが多いという知的謙虚の傾向がある

・・ということです。これは私も良くわかって、事業創造に関して毎日、実践と勉強をしておりますが、そのたびにいかに自分の知らないことが多いかと思い知らされます。Kindleの中には未読の本がうず高く積まれて(?)おります。読んでも読んでも真理に辿り着けません。

知的謙虚の反対が知的過信(自信過剰)ですね。

但し、知的謙虚は自分の考えに自信がないのではないか?と思われる可能性があり、この点では課題になります。逆にこれは勇気の問題かも知れませんね。一旦は自信を持つが、間違っていたら間違っていたと認める勇気とでもいいましょうか。

事業創造における知的謙虚の重要性

知的謙虚は事業創造の基本的な特性だと思っております。元々自信過剰で学べないケースはなかなか事業はうまくいかない場合が多いのですが、もう一つ問題があるのがある程度成果が出てきた後に知的謙虚を忘れてしまう場合です。

先日、日本国内における起業家の方々(ある程度の成功を収めている)の考えを10人ほど読んだときに、殆どの人が「謙虚」「自分の力だけでここまでこれたわけではない」ということを述べておりました。知的謙虚に合い通じるところですが、ある程度の成果を出した後に知的謙虚をキープするのはもっと難しいとも思えます。

誰もが自分の力で勝ったと思いたいし、過去を否定したくない。できれば変化をしたくない。企業家精神とは変化を当然とすることであり、知的謙虚と変化の2つでしょうか。

事業創造はチーム戦です。自分よりもある部分の能力が優れていればそこは任せる。自分だけではできないということを知っていることも知的謙虚の1つとも思えます。

ビジネスは一人では成功しない by レイ・クロック

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