01Blog / 「Fab Lab Berlin」EUの国際的スタートアップシティにて

2017.05.30

スタートアップチームの全員の国籍が違う!?

これは大きいと思います。スーパーナショナルスタートアップチームがいるベルリンです。カナダ、メキシコ、ドイツ、香港!?一人も同じ国の人がいない。ベルリンは生活コストが安く、治安も良いので、スタートアップが盛んですね。後、驚いたのはこのナショナリティです。

ベルリンのFab Lab Berlinに訪問してきました。さて、何を評価軸にするかが重要です。設備でいえば、スタートアップの内容であれば、それは日本と大差がないか、むしろ日本が進んでいるものも多いかも知れません。

ちなみに、日本の強みは細部の作り込みと圧倒的なカイゼン力にあります。但し、国際性はかなり弱いです。

ベルリンのスタートアップチームの国際性には驚きました。一人も同じ国籍の人がいないのです。EU域内だけだったらそんなもんか?と思いますが、なんと、アジアや北米、南米に広がっているのです。ベルリンが暮らしやすいということもあるでしょうが、チーム自体も国際的に分散しているところもありました。

このチームだと、確実に市場を地球儀で考えてくる。

これは日本にとって非常に厳しい状況になります。なぜなら、モノやサービスがどんなに良くても市場を取れなければそれまでですので。さて、話は戻ってFactory Lab Berlinです。運営は一部、行政のお金も入れながら、企業スポンサーが多い模様です。

コワーキング部分はこんな感じ。

3Dプリンターに加え、様々な設備があります。

これはテクスタイル系の作業場所。

Labの外のお庭もキレイですね。こういうのは流石、ヨーロッパ!

直ぐ外にはコンテナオフィス??なかなか凄いですね。

ベルリンは実は産業があまり無いようです。一方で、EUのスタートアップとしての地位は確保してきているような気がします。チームの国際性に関しては目を見張るものがあります。モノやサービスではなく「市場」という軸でスタートアップを捉えた場合、日本とは圧倒的な差が付く可能性がありますね。

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