伝える技術とビジネスプラン

投稿者:Goda George
2018/08/07 00:00

シリコンバレーのアクセラレーターを受けて感じている事」というブログがあり、シリコンバレーの文化と日本の文化は違うと思いつつ、皆が議論し合うこと、アイデアを話し合うこと、良い、悪いをしっかり言い合うことはイノベーション的には良いし、「伝える技術」の部分はとても参考になります。正しく短く伝える技術です。

前提が同じだと盲信して、わかり合えないことが実際には「極めて」多い

空気を読むという言葉、山本七平さんの名著「空気の研究」に代表されるように、これは高度に社会化されているということで、悪いことでもないのですが、逸脱(Disruptive)の世界では障害になることも多いでしょうし、日本といえども多くの異文化(大手、中小、行政、地域、ベンチャー、大学等)と話してると、これだけ前提を合わせずに話したら全く伝わらないだろうなぁと思うことが多々あります。

問題は相手に伝わっていると思っているが、全く伝わっていないこと

これは問題だろうと。例えば、「ビジネスプラン」と聞いて究極には人によって解釈は「絶対に完全には一致しない」と思います。同じようなプロトコル(同じ大学で教育を受けたなど)を持っていればコミュニケーションロスは低いですが、究極には人はわかり合えない気がします。例えば、ビジネスプランを聞く場合・・・

  • 研究系の人は研究の話をしている、ビジネスではないことも多い
  • 地域の方は自地域を中心とした話をする傾向が強い。では、他地域は?というと思考にないケースもある
  • 行政系の方は枠にはめた再現性を求めるような形
  • 大型の企業の方は、自社の都合で話して、顧客不在のケースが多い
  • スタートアップはスタートアップで「自分のニーズ」を満たす話が多かったり

など、、となると。。。同じ研究者同士であれば、良いですが、研究の人は研究や技術のツッコミをしますが、ビジネス的にどれだけそれが重要なのか?とビジネス系の人はそんなことは聞かない。仮に、そこまで困っていなければ、理解しない相手を批判して終わる。

ビジネスプランに関して

ビジネスプランを書くのを禁止!という男前の起業系の大学院もあるので、そこはビジネスプランを書くことも良し悪しとしても、周りの協力を得るには、なにかを人に伝える事自体は重要ですね。そして、伝えることは実際には非常に難しい。

ビジネスプランの書き方 (Sequoia Capital)」というブログがわかりやすかったので、ここにまとめておきます。

会社の目的

自社の定義を一文でわかりやすく。これはいいですね。言語化のプロセスですね。特にイノベーティブなものほど言語化して分かり難い。ここをわかりやすく、一文でというのは実はとてもむずかしいことですね。

問題

課題設定ですね。多分、これも難しい。後は、今の解決策。問題は課題設定は非常に難しいことだと思います。課題と原因は多くの場合、思い込みの産物で課題設定も間違っていれば、その原因も間違っていれば解決策まで間違います。

解決策

Eureka Moment(アハ体験)の記載ですね。多くの場合、聴衆は認知的不協和を起こすので、この解決策を伝えるのは難しいですね。まずは課題設定ですね。

なぜ今なのか?

コレも重要!タイミングですね。なぜ今なのか?です。「成功が才能や努力よりも運で決まるとしたら?」にも記載しましたが、ここには運の要素も出てくると思います。なぜなら、殆どの「素晴らしい」Startupは消えてしまうのですから。

市場のポテンシャル

「自分たちの市場を発明する」というのは良い表現ですね。「都合の良い市場の発明」はネガティブですが、ここではポジティブに新しい市場を発明(創造)する。

競合/代替品

競合はいない!と言いたいところですが、色々な競合がおりますね。市場は発明されたとしても、どの企業がどう動いてくるか?も重要なFactorですね。

ビジネスモデル

なぜ勝てるのか?ですかね。その手段・方法は。

チーム

これは重要ですね。甲子園に行くのであれば、甲子園に行けるチームですね。

組織内では忖度が通じても、市場や世界は忖度してはくれない。もっともっと多くの人が事業創造の前線へ。

財務

これはちょっとなでてみる。規模感ぐらいは参考になりそうですね。

ビジョン

5年後に何が実現しているか?ですか。良い指針ですね。

もっともっと伝えることに関して真剣に考えましょう。伝わらなければ何も起こらないので。

事業創造に対して熱い想いを持たれている方、この界隈に携わったことがある方もない方も、ご興味のある方はぜひ一度遊びにきてください。特にゼロワンブースターもテクノロジーシフトのため、エンジニアを募集しております。

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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