【01Blog】未来を決めるということ「決断」

投稿者:Goda George
2015/06/14 03:45

起業や進路、キャリアでもよいですが迷った時に考えること。

迷っている、モヤモヤしているというのも実に様々でなんともいえないものです。例えば会社に入るときも悩むでしょうし、会社内でも悩む。会社からベンチャーに転職、あるいは起業する時にも悩むでしょう。起業した後にテーマにも悩みます。そもそも、最初は成功してませんし(そもそも初度のアイデアは150%ぐらいの確率で失敗しますので)、それが正しいかも分からない。採用でも悩むし、資金調達でも。時によって評価軸も違いますね。

1. 幸せのカタチ

成功の定義も人それぞれです。日本の場合は江戸時代の武士道の流れでお金儲けを嫌う傾向がありますが、お金持ちになることは一つの成功の定義でもあるでしょう。一方で、中国一の金持ちになった Jack Ma氏(アリババの創業者)の言葉も染みますね。

China's richest man, was happier earning $12 a month than he is as a billionaire / 月収12ドルの頃の方がビリオネアになった今よりも幸せだった。 from Business Insider

つまり、お金を儲けたらその先に最高の人生が待っているか?というとそうでもないということだと思います。

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幸せのカタチは人それぞれですね。そもそも自分にとっての幸せの定義はなんなのか?というのは最初に抑えておいた方が良いのかも知れません。私はビジネス上の成功は必ずしも人を幸せにしないと思っております。

2. リスク許容度

リクス許容度もありますね。これは数件ブログを書いてあります(その1その2)。個人的には結構なリスクテイカーな人たちを目にします。リスクをとっているのか、無謀なのか的な。およそ起業系は初度失敗しますし、転職も失敗します。転職の失敗は「転職した先」の失敗なので、そんなに簡単じゃないよー、ですが、転職しなおせば良いのではと思います。転職は他人に選ばれる技術なので個人的には起業のそれとは違うと思います。問題は起業系ではそもそもが失敗する確率の方がずっと高いので慎重になるというか、リスク許容度に応じたリスクの取り方をすべきではないか?という考え方があるかと思います。

人間はそもそも合理的な判断をしません。例えば、プロスペクト理論などで考え方はシフトします。100%完璧はなかなか無いので、リスク許容度の範囲内で自分の目的に沿った決断をするというのもあると思います。

私の場合をいえば、シングルファザーですので、娘のセキュリティは非常にリスク許容度に影響を及ぼします。その安全性を確保しながら取れる最大のリスクで進んできたという過去があります(もちろんもっとリスクは取れたでしょうが、保守派ですので・・・)。

3. 答えはそもそも自分の中にある

私は様々な方々とディスカッションをしますが、一つ思うのは大学生の方はちょっと分からないが、ある程度のキャリアをお持ちの方はそもそも自分の中に自分の生き方の答えをお持ちだと思っているのです。全てに優先してこの部分は非常に自分では言語化し難いので、どなたか別の方に言語化していただくのはどうか?と思います。

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心の琴線・自分の意思決定の方向性がわかっているのであれば、2.のリスク許容度と照らしあわせて、自分の理想を達成するために現実的な解を目の前で見つけていくというもありだと思います。

真の理想主義は現実主義からしか生まれない by 塩野七生

私は答えは自分の中にあると思います。完璧にそれをホローできないので、時にその時の自分を受け入れ、現実的な判断をする必要もありますね。仮に多少消極的な判断を取ったとしても止まっているよりもマシですから。

4. そもそも決められない。テーマも定まらない

何かの選択をする上で、決断の早い人も居ると思います。私は、実際には決断が早そうなCEOも側近で居る人から見たら結構何も決めないで放置する事が多いと思ってます。要は、そもそも、相当の決断の達人でも場合により決断はそこまで早くないということだと思います。ルーチン化していれば早いんです。でも、イノベーティブなことは早々決められるものでもないと思います。

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1. 幸せでの通り、そもそもの絶対的な正解というのが無いと思えます。不思議の国のアリスで二股に分かれた道でアリスが猫にどっちの道に行ったら良いの?と聞く場面があります。

それはおまえ次第だよ。どっちへ行きたいか分からなければ、どっちの道へ行ったって大した違いはないんだ。by ルイス・キャロル

つまり、答えはどっちに行っても道がある(運命がある)という当たり前のことですが。ここで3.の心の琴線がある程度見極められていると意志決定には役立ちそうですね。

私もそもそも決めるのは相当苦手ですね。消去法が多かった気がします。立場上、皆さんに怒られますが、起業の方向に来る気持ちは全くありませんでした。次回生まれてきたら同じ事はやらないと思います。

5. テーマが定まって決める時

選択肢がある程度はっきりしている時に決断する方法は様々です。最初に述べておきたいのは、

人間万事塞翁が馬

ですね。簡単にいえば、その時に成功した事が後で失敗であったり、最悪の経験が後で最高の経験であったりということがあるかと思います。個人的な話をすれば、バブル崩壊やらイノベーションのジレンマやら様々なマクロ要因に翻弄されました。少し決断とずれましたが、最高の決断は時に短期・長期軸で失敗する可能性がありますね。この内省(リフレクション)は極めて大事だと思います。

さて、起業のテーマなるものは非常に決めにくいものです。200個もアイデアを出して決められないというケースもあります。これを考えると、テーマを決められないのはアイデアの問題(数・質とも)では無いということかと思います。

小生自体、独立後(サラリーマンを辞めてから)これだ!と決めるまで実に3年。10個以上のテーマをフラフラしました。

下手に稼げたり、金を持っていたり(一生遊んで暮らせるぐらいならAngel投資家とかになって、若手起業家にお小言言って過ごせますが!)すると問題になりますね。人間は結構切羽詰まらないと動かない(決めない)ものです。

さて、仮にテーマが定まっている場合は、 7ドメインズが参考になります。よく起業のテーマを評価するときに使われる考え方ですね。

決める上でいくつか参考になるのはバックミラーの自分、5年後、10年後などの先の自分を想定して、今の決断を考えるなど、様々な方法があります。2つに迷うのであれば、下記の考え方もありますね。

迷った時どちらを選んだ自分とキスをしたいか

また、仮にスタートアップの場合、全ての選択はほぼ外れるので、それを如何に早く高速に回転するか?にありますね。

6. 一人ではできない

あとは共同創業者!必ずしもでもないのかも知れませんが、多くの場合、CEOが目立つだけで非常に重要だと思います。起業に関しては共同が望ましいですね。いくつかブログがあります。その1その2。華僑の話を一つ。ちなみに、決裂、喧嘩当たり前なので、そもそもそんなもんだと思っておけば、つまり「バスに載せる人は良く間違う」ということを意識していれば良いのではないかと。

華僑は絶対にひとりでビジネスをしない。ビジネスはひとりでやらない方が良い。なぜなら、ひとりでは10年かかることでも、10人でやれば1年でできるから。相乗効果を発揮すれば、もっと短く達成できる場合がある華僑は基本的に「1.考える人(ビジネスプラン策定)2.実行する人(業務遂行)3.お金を出す人(出資)」の3つの役割を作って、チームを組織する。そして、プロジェクトを進めている自分の役割を突き詰めていくことで、努力するべき方向が段々とシンプルになっていく。自分の役割を強化した上で、別の役割が得意な人たちとチームを作ってスピードを上げていくことが儲けるためには必要となる人間はひとりだと弱い。だが役割を分け、うまくチームを機能させることができれば、ビジネスを加速させ成功へと近づくことができる

http://www.slideshare.net/takaumada/how-to-find-your-best-cofounder

6. 結局なんなのか

上記をふまえると、

  • 選択の方針が無いのであれば決めるのにそもそも時間が相当かかる(数年単位当たり前:カオスは辛い)。
  • 決めることのプロに見えるような方でも実はイノベーティブなこと、わからないことを決めるときは相当時間がかかるか何も決めないことも多い。
  • 決めるアイデアやテーマよりも、自分がそれを決められる状態なのか?という自分の置かれた状況も決断を左右する。
  • 一人で悩まないこと。二人以上いればどちらかがドライブしてくれる。
  • 全ては塞翁が馬。ダメもとで色々やってみるのもあり

 

・・・などなど様々なことがあるでしょうが、

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答えは自分が、知っており、結局、自分が選んだのが答えであると。つまり、正解なんか無いんだと思います。結局、最後に選択していたことが答えなんだと。

成功への道は自ら未来をつくることにより切り拓くことができる。自ら未来をつくることにはリスクが伴う。しかし、自ら未来をつくろうとしないほうが、リスクは大きい。 by ドラッガー

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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