01Blog / 事業創造に親族や子供の頃に親しい人の影響は大きい

投稿者:Goda George
2016/04/10 08:27

ビジネスプランや新規事業を行う上で、その動機付けのために、上位概念を考える事を実施しております。さて、その上位概念の更に基本になる「心の琴線」というものがあり、これを先に確認する流れを01Boosterでは良くメンタリングで取っております。流れはこんな感じです。

そもそもの意思決定(心の意思決定)⇒ 上位概念(達成したい未来) ⇒ 会社の目標 ⇒ ビジネスの領域 ⇒ ビジネスモデル・ビジネスプラン(←ここはピボットする)

なぜ、こんなことをするかというと、末端であるビジネスモデル・プランのピボットはさけられないので、上位を確認しておけば、ピボットの方向性を定められる。これは結構大きくて、特に何をやってもOKの起業ではとても重要だと思ってます。さて、今回のテーマにするのは最初の心の意思決定の部分への親族等の影響ですね。これはなかなか自分では言語化できません。

親族の影響は大きい

私は心理学の専門では無いので一理あるというイメージですが、フロイトの心理学でこの話が出てきます。但し、フロイトの学説も完璧では無いと思いますので、全て親族で決定されるわけではありませんが、大きな影響を受けている可能性があると思っていただけると良いかも知れません。

さて、01Boosterではメンタリングにて、両親の職業、子供の頃の対応や仲を色々聞いたりします。例えば、01Boosterのオーラ鈴木も私もサラリーパーソン生活は10年を超えます。オーラ鈴木は魚河岸系ですし、私も個人事業主(床屋さん)の息子です。彼はまだ商売っ毛があったかも知れませんが、私は全く起業に興味なしです。そもそも、そんな選択肢の存在も知らなければ、スタートアップ(急成長を目指す組織)の概念すら思いつきません(これは個人事業主だったのもあるかも知れませんが)。しかし、起業の方向に向かった。起業される人の親の職業で多いのは、事業主・商売人、次いで先生や公務員が実は良く聞きます。前後では少しモチベーションが違いそうですが。

親族からの意思決定への大きな影響

これは大きいなぁと思います。個人の例ですが、私と父は学歴も分野も全く違います。父は中卒で床屋に丁稚奉公。私は一応、大学の大学院まで行ってます。学がないのは辛いという両親の意志を反映してますが、意思決定は実は非常に似てます。また、父親からは「サラリーマンにだけは絶対なるな」と言われてきました。その時の私は絶対自分では事業をやらないでした。苦労しているのも見ておりますし。

ただ、父親が言ったのは丁稚奉公での辛い思い出を元に「使用人にはなるな」ということだったと思います。今のような福利厚生云々の時代でもありませんし。さて、何の意思決定が似ているか?というとビジネスに対する態度です。北海道で両親で始めた小さな床屋ですので、生き残りに関しては非常にセンシティブになるのは容易に予測されます。このため、意思決定が結構大胆なのです。これは儲からないと思えば、(多分親類の反対を無視して、なので疎遠になったのであろうから、私には親戚付き合いはほぼゼロです)店を閉じて都会に出てくるし、都会で1日努めたら、これはダメだと直ぐに引っ越すなど、つまり、ビジネス上おかしいこと、生き残りにならないものに関しては結構大胆に意思決定するのです。ここは非常に似てますね。私もいわゆる社内向けに意味が無い(会社に損害を与えるが)のに実施しているという仕事が非常に苦手です。大きな会社では小さい話なので何の影響も無いんですが、これが魔法にかかったかのようにできません

「会社はそんなもんじゃない。出世のためにやるんだ」

と言われました。ただ、こういうのが全くできませんでした。これは後で母と話た時に父と意思決定が非常に似てますね。知らず知らずの内に刷り込まれたものだと思うのです。

顧客の発明に気をつけないとならない

さて、これ以外にも両親が不仲だったり、兄弟のとの関係が悪かったり、子供の頃に辛い想いをしたり、両親が苦労していたりすると大きな心のシフトがあることを感じてます。例えば、

  • 苦労していた両親を助けたいという形が出てきている
  • 苦労した子供時代の自分を市場に反映して、自分自身を助けたいという意思決定になっている
  • ちょっと自暴自棄感がある
  • 親が厳しすぎる場合、人にも厳しく出てしまう(チームアップの問題)


などです。このような感情に心が支配されている場合、顧客の発明が起こってしまうケースが散見されます。実は小さいころの強烈なトラウマは起業に結びつくケースが多い(ジョブズとかも一つそのような背景があるかと)とは思っておりますが、顧客の発明であると、成功が難しくなるので、なんどか、それは自分を救いたいのですよね?ということで問いかける事があります。後は本人が自分でそれに良く気付いて(あるいは大胆な失敗をして)、そのような意思決定をするので、どうするか?という正しい状況になれば顧客の発明の方向が更生され、強いモチベーションだけが残ると思います。その場合には大きな成功者になることもあるでしょう。

但し、これまた魔法にかかったかのように顧客の発明を繰り返す傾向もありますので、感情を忘れて冷静に考える事は常に必要ですね。

家族の力

昔、会社を閉じる人からこんなことを聞いたことがあります。会社が上手く行かなくなって夜逃げをしてしまうようなところは家族もバラバラになっているようです。一方で、最後まで関係者に尽くし、従業員の再就職先を斡旋して会社を閉じる方は家族が最後まで一丸であると。何か感じるものもありますね。

親としてできること

さて、自分が親である場合、自分の行動は後世である、特に子供への影響は大きいと思います。親が夢を見れなければ子供も夢を見れないかも知れません。是非、多くの人が起業されて、あるは、社内の反対に怯むこと無く正しい野心を持って、事業創造をされて、後世に夢を伝えて頂ければと思います。

アントレナープレナーシップ(社会に良い意味で創造を与えるもの)は子どもたちに夢を届けることかも知れませんね。

両親がひたむきに生きる姿自体が、どんな幼い子にも素晴らしい影響を与えるのです。by Masaru IBUKA

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投稿者
Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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