「武勇伝の罠」に気をつけること

投稿者:Goda George
2018/11/07 00:00

選択バイアスの罠「成功神話を追わないということ」」というブログを先日記載しました。

武勇伝・成功話の罠

いわば、武勇伝、二度と起きないような成功話を含め我々は物事を単純化して理解するので話としては面白いのですが、真似できない、場合により、悪い方向に引っ張られるというものですね。

我々起業仲間で気をつけないとならないのは「自分の思い込み」に引っ張られないことです。

さて「織田信長を凄いと思う経営者は一流になれない」というなんとも刺激的な記事がありましたのでふむふむと読んでみました(あまりの刺激的なタイトルに読まずにいられない・記事を書かれた方に完敗です!)。

何が学べるのか?

全ての成功話、伝記は完全ではないと思います。誰もが読みたいことが書いてあります。このため、様々な書類を検討していくことも必要ですが、私が織田信長に関して数冊読まさせて頂いた感想は、巷でいわれる、いわば強面の切れ者で、何をするかわからない、わがまま(←というわけではないかも?ですが)という感じでしょうか?

しかし、実際には相当社会構成に気を使い、大義名分に気をつかう相当の苦労人というのが私の見立てです。このような話は研究者に譲るとしまして、これが、私の理解です。上記の記事では桶狭間の戦い(10倍の大群の今川軍勢を破った戦い)あたりをみると、(多分私を含めて!)興奮し、ここは一か八かの勝負だ!と思わないか?ということです。こういうのは日本の人は好きですよね(日本に関わらず、みんな好きかも知れません)。

あまりにもリスクを取りすぎる起業家

私もいろいろな起業家の方をみていると「リスクを取りすぎ」と思うことがあります。確かに、今の日本(今後はわかりませんが)でそんなに食いっぱぐれはないかも?ですが。この記事での小生の学びは・・・

  • 武勇伝に踊らされない
  • 一か八かの勝負はしない(殆どは勝てない、いや、基本勝てない)
  • 勝てる戦い、または、勝てるようになるまで戦わない、簡単にいえば、選択肢があるのであれば、戦わない方法を選ぶ
  • 不思議の勝ちを大切にする(たまにそれがニーズを言い当てているので)のも重要ながら、運の要素を無視せず、下手に何回も偶然が続くと思わない。「こんなの起きないな」という神風のようなものに期待しない

ということではないか?と思えます。あくまで(桶狭間のように他に選択肢がない場合はともかく!)・・・

許容できる範囲でリスクを取る

ということだと思えます。100万円持っていたら、一か八か100万を突っ込むのではなく、1万円とかの痛くない範囲でテストしてみるというようなイメージです。いずれにしろ、我々は様々な「神話」に振り回されるすぎるので、この点を認識しているかどうかが重要なことだと思えます。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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