ジャックマーの「アリババ会長が早大生に訴えた「僕のようなクズは起業するしかない」」にはシビレました。また非常に共感できました。
事業機会と生計確立
起業には事業機会型と生計確立型があります。どちらかというと先進国では前者が多く、後者が発展途上国で多いと思います。日本ではアルバイト等もふんだんにありますので、そこまで生計確立型という形にはなりませんが、実質、事業機会型ではなく起業に至った人ってかなり多い(というか大半?)ではないかと思うのです。かく言う私がそうですので。とてもジャックマーの足元の更に足元にも及ばない私も多分、クズというのはおこがましいので、カスだから起業になったといえます。
全くどこも相手にしてくれない
前の会社がバイアウトになったのでちょっとトラックレコードもあり、これはベンチャーキャピタル(VC)にでもなるかと思ってそういう会社に入ろうとしたら、全く相手にされず。インキュベーター(当時はアクセラレーターというのはまだメジャーではなかった)に入れてもらおうとしたらこれも全く相手にされず・・・
いやー、ジョージさんはスペック高いので、とても・・どこでも引っ張りだこでしょう!?
という、断りを多数頂きまして・・・簡単にいえば「お前はいらない」ということです。「いやー、ウチのシンガポール拠点の拠点長に〜」とかいわれて、おお?っと思って、話をするとなしのツブテ・・・おっさんですし「お前はいらない」ってのを思い知らされました。皆様、社交辞令をありがとうございます。要は「カス」だったわけです。
失敗してもいくらでも会社紹介しますよ
前の会社で良くして頂いたVCの方(可能ならそのVCに入れてもらいたかった)に「ジョージさんなら失敗したらいくらでも会社とか紹介しますよ!」といわれて、おお?これはなんとかなるか?と思いましたが・・・
あ?今わかりました。これって、「お前はいらない」ってことをうまく言い換えただけだったのではないか?
・・と(そこまで悪くは考えてませんが、でも実質そうですよね)。
ということで、いろいろやりましたが、当時シェアオフィスだけの機能だった01Boosterと同時に思い出すだけで寒気がする「Weglo(=We are global・・・命名にも寒気がします・・)」という会社を立ち上げて見事失敗。お金も減り続けるし、なんとか01Boosterを事業化というところです(まだまだ途上ですが・・)。
武勇伝ではない
「耳元で神がささやいて、それを必死で追求して〜、幾多の困難を乗り越え」と武勇伝を語りたいですが、少なくとも私は違います。はっきりいいます。
他に行くところがなかったんです
これが実際。これが会社の規模にも何も関係なく、多くの起業されている戦友の皆様の一助になればと思います。
共に今日を生き抜きましょう
そうです。
アントレプレナーシップとは「生きること」そのものだからです
我々はもう一度その原点に立ち戻る時に来ていると思います。