01Blog / バイアウトの利点と欠点ってなんだろう

投稿者:Goda George
2016/07/01 00:00

バイアウト(M&A)の利点と欠点ってなんなんでしょうか。

ここにIPOとバイアウトの比較が書いてありますね。IPOに比べると

  • 事業を大きくする主導権が握れない
  • IPOの実績ができない

という感じですね。そこまでデメリットもなさそうです。強いて言うと、それ以上事業を大きくしようとした場合(そう思って経営は捨てたとしても)、必ずしもそうならないというところでしょうか。後は、関係者を必ずしも幸せにしないところでしょうね。ベンチャーの買収に関して少しまとめました。

その後・・・

前の会社のバイアウト後にみんなどうしているかですね。結局未来は続くので。

元CEOは今はUSですね。新しいビジネスを求めて迷走中でしょうか。比較的成功しているのがベトナムに居る1人と後は数名が起業中でしょうか。色んなところに散り散りになってますが。なんとも言えないですね。かなり大変そうな人もいれば、勤めている人も居るし。地元に帰られてご結婚された人もおります。まぁ、それを契機にトラックレコードを活かしてうまくやっているともいえます。

私個人としては、この時のトラックレコードと経験は非常に助かってます。そのままオンゴーイングは無かったと思いますので、その後の人生もだいぶ迷走しましたが、大手企業の研究所出身でバイアウト組はあまりいないので(居るでしょうが私のようなインキュベーションの世界にはいない)これは希少価値がありますね。物凄く大きかったのが、大きく伸びる経験と、その時に何が起きるかをリアルに想像できることでしょうか。

さて、個人的に感じるデメリットとメリットをまとめてみます。

デメリット

必ずしも人を幸せにしない

これは経営者・従業員共にですかねぇ。お金を沢山もらっても必ずしも幸せでは無いですね。後は、一発屋とも言われたくないので、その後どうするか?という課題は出てきます。従業員はどうか?これは場合によりますね。そのまま買収先に残って良い仕事をできている人も居るでしょうし、その逆もあり得ます。IPOは従業員のモチベーションは上がる部分もあるでしょうね。成功は未来の失敗を創る面もありますので、必ずしも人を幸せにはしないというところかと。

経済価値を伴わない場合も多い

これは散見されますね。起業家は英雄扱いもされるでしょうから、うまくやった!と思うのか、いえいえ、全然です。と思うのかは分かりません。

事業の主導権は握れない

可能性がありますね。となると、自分が育てた事業が崩壊していくのを目の当たりにしますね。これは場合により起こりえると。IPOの実績は正直わからないです。IPOしたら凄い!というのもあるのでしょうが、管理コストやら面倒そうです。個人的にはIPOしていると外部の目が入って良い部分と、変な動きをしてしまう場合に分かれるとは思えます。きっとそこは事業をどうしたいかでしょうね。

仮に伸びていてもずっとそれをやっていると消耗すると聞いたことがあります。なので、IPOというゴール設定は一つの試金石になるのでしょう。バイアウトへの批判も多いので、これは本当に生き方の問題かと思えます。

メリット

事業の拡大

個人が事業をコントロールしたいのか、事業を大きくするということが目的なのかは人それぞれだと思います。この場合、CEOを取り替えるというか、もっと大きなリソースで戦えるという利点はあるでしょう(そうならない場合も多いですが)。個人的には事業を大きくするためなら自分以外で良いという考え方は大きいかとは思えます。

捨てる勇気ですね。これは常に必要かと思えます。

キャッシュが短期的に入る

これは確かに必ずしも人を幸せにはしませんね。でも大きな要素です。

トラックレコード(経験)

これも大きいですね。トラックレコードはその後の人生に大きく影響をあたえると思います。結局、今が重要とは思いますが、判断軸としてのトラックレコードは確かに効きます。結局のところ、それがどんなものであれ「実績」って大きいと思います。そして、後は、それをその後の人生でどう活かせるかですね。

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Goda George
共同代表 取締役:01Booster Inc.

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。

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