シンプルだからこそ重みがありますね「Job to be done」です(クリステンセン教授が語る、破壊と成長のイノベーション 企業がJTBDに注目すべき理由)。
JTBDの概念
例えば、電気ドリルを買う(Hire)顧客が行いたいこと(Job to be done)は「穴を開ける」ことであり、電気ドリルではない(リーンスタートアップ講座①:JTBD とは何か?)ということです。文末にこの話をしたクリステンセンさんのYoutubeのVideoがあります。ここではミルクシェイクの話をしております。分かりやすいので参考に(「ペルソナ」を捨てて、JTBD(Jobs-To-Be-Done)モデルでターゲット顧客を定義せよ)。
JTBDの応用例
例えば、傘を買う顧客を考えると、そのJTBDは「雨から濡れるのを防ぐ」とかですね。こう考えて、製品やサービスを考えると傘の「重さ」とか「色」とか差別化的な要素とは違った「ニーズ」が見えてきます。濡れなければいいわけですから「出かけなくても良い」とか「車のサービス」とか全く別のソリューションが出てきます。そうすると、傘の競合ではないプレーヤーが競合になったりもします(何かの原因を短絡志向していないか?)。
下記のSlideはわかりやすく解説してありますので、参考に!JTBDに目を向けると競合から提供価値まで様々な事が変わってきますね。01Boosterは一緒に働く仲間を募集中です!
クリステンセンさんの動画

MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手とのアライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造による白物家電の商品企画を実施。村田製作所にて、北米向け技術営業、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業を実施、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略に携わる。スマートフォン広告のNobot社に参画、同社Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、KDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定、2012年3月末にて退社。現在は01Boosterにて事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアにおけるグローバルインキュベーションプラットフォーム構築を目指す。